今シーズンのサンアントニオスパーズは若手主体に切り替え、様々な変化が見られてきました。
また強豪チームに復活するための新しい一歩を進み出しています。
様々な変化が見られていますが、1つ期待したい変化があります。
それはコーナー3の復活です。
スパーズが編み出した戦術
2000年代前半のサンアントニオ・スパーズの圧倒的な強さを見てきた方なら、スパーズがコーナースリーでどれほどの破壊力を持っていたかを知っているでしょう。
ブレント・バリー、マイケル・フィンリー、ブルース・ボーエンなど、ビッグスリーをサポートする才能ある3ポイントシューターが常に存在していました。
最近ではそのシュートが影を潜めていました。
Stephen Shea氏はShotTrackerに掲載されたコーナー3の出現と使用法に関する記事の中で、スパーズがいかにしてコーナー3を普及させて大成功を収めたかを説明しています。
コーナー3は他のチームが活用し始める前に、サンアントニオに優位性をもたらした。
10年以上にわたり、スパーズはコーナースリーの使用率で常にトップ3に入っていました。
ShotTracker より
近年に目を移すと、サンアントニオではコーナー3はあまり有効に活用できていませんでした。
20年以上ぶりにプレイオフを逃した2019-20年のシーズンでは、1試合あたりのコーナー3アテンプトが6.3回で、リーグで5番目に少ないものでした。
昨シーズンはオーランド・マジック以外のどのチームよりもコーナー3Pアテンプトが少なかった。
今季のスパーズは1試合平均7回のコーナー3Pシュートアテンプトを記録しています。
過去2シーズンに比べれば改善されていますが、NBAの中で5番目に少ない数字です。
コーナー3を復活させる必要がある理由
コーナー3はスパーズのフロアを広げるだけでなく、歴史的にもスパーズの成功に大きく貢献してきました。
ペイサーズ戦で敗れた後、サンアントニオはコーナーからの3P成功率53.1% (26/49)で リーグ1位の数字を記録しています。
ペイサーズ戦ではコーナー3を5/7の高確率で決めました。
オルドリッジとデローザンがチームを去ったことで、若い選手たちはコート上のあらゆる場所からシュートを打つことができるようになり、コーナーから3Pシュートを打てる選手がたくさんいます。
現在のチームではロニー・ウォーカー、ダグ・マクダーモット、そしてケルドン・ジョンソンが、次のコーナーからのボーエンとなる候補としてすぐに思い浮かびます。
ケルドンは今シーズンアウトサイドシュートはまだ不調ですが、オリンピック、プレシーズン、そしてレギュラーシーズンではコーナーからの3Pシュートを決めることができることを示しています。
昨年のチャンピオン、バックスとの試合ではコーナーからのストロークが非常にスムーズになり、クラッチタイムでも1本決めることができました
一方、ダグ・マクダーモットは昨シーズン、コーナー3P成功率42.4%、その前のシーズンは43.1%を打ちました。
ロニーもコーナー3P成功率35.4%、34.5%を記録しています。
フォーブスは昨シーズンミルウォーキーでコーナー3P成功率45.5%を記録しています。
これだけ多くのアタッカーが常にペイントを探り、ショットをセットアップしようとしているため、スパーズはコーナーからの3Pシュートを増やすことで、コートをさらに広げることができます。
願わくばポップがかつてのスパーズの圧倒的な強さを支えたショットをもっと取り入れて、スパーズを昔のように戻す機会をもっと見つけてほしいですね。
引用元:Air Alamo
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