NBAファイナルの対戦カードがついに決まりました。
サンアントニオ・スパーズ対ニューヨーク・ニックスです。
この2チームは1999年のNBAファイナルで激突したほか、今シーズンのNBAカップ・ファイナルでも対戦しています。
つまり、両チームともリベンジを意識した戦いになるわけです。
ニックスは1999年の敗戦を、スパーズはNBAカップ・ファイナルでの敗戦を晴らしたい気持ちがあるはずです。
今シーズンの対戦成績はニックスの2勝1敗と、ここまではニックス有利。
ただし、そこには重要な注釈があります。
NBAカップ・ファイナルでは、ウェンビーが出場時間の制限を受けていたのです。
また、ニックスとの別のレギュラーシーズンの試合でウェンビーが膝を過伸展しましたが、スパーズはその試合を彼なしで勝ち切っています。
万全のウェンビーが戻ってくることで、スパーズにとってもニックスにとっても状況は大きく変わります。
すでにサンアントニオはニックスへのディフェンス戦略の一端を見せている可能性もあります。
スパーズはニックスへのディフェンスをすでに示唆している
スパーズはおそらく、ウェンビーにニックスのガード、ジョシュ・ハートをマークさせるプランを使ってくるでしょう。
レギュラーシーズンでも、ウェンビーはカール・アンソニー・タウンズではなくハートにつく場面がありました。
狙いはウェンビーがハートから離れてペイント内を固められるようにすることです。
なかなか興味深い戦略です。
ただ、これがオクラホマシティ戦では機能しませんでした。
2月のニックス戦(アウェイ)でも結果は出なかった。
それでも使い続けるとしたら、ハートのシュート力をどれだけ信じないかという判断があるからだと思います。
実際、ハートはここまでのプレーオフでスリーポイントの成功率がわずか30.3%。
コーナースリーに至っては40%を下回っています。
もし彼がプレーオフでもシュートに苦しみ続けるなら、ウェンビーをリム近くに常駐させる絶好の機会になります。
ただし、これはディフェンス戦略の一部に過ぎません。
OKC戦での経験をニックス攻略に活かせるか
ユーティリティ・スポーツのシェルドン・ウォルマンによると、スパーズはタウンズを抑えるためにスイッチング戦略を採用する可能性があるとのことです。フォックスがタウンズにスイッチしてポストでフロントさせるという形になるかもしれません。
そうなれば、ウェンビーはハートから離れてバックサイドのヘルプに回ることになります。
面白いことに、シャイ・ギルジャス=アレキサンダーとの対戦がニックス対策に使える経験値になっているかもしれないのです。
OKC戦では、ウェンビーをウィークサイドにスライドさせてSGAに対して2人の守備者が間に入る形を取りました。
残り3人はゾーンに近い守り方をしつつ、ウェンビーが両方の役割を同時にこなすという、普通の選手にはできない芸当を見せていました。
これが機能したのは、ウェンビーだからこそです。
フィジカルと判断力が別次元じゃないとこんな守り方はできません。
この戦略はOKCに対して見事に機能しました。
SGAをリムから遠ざけ、パスを選ばせて走り回るシューターを相手に対応させる。
仮に抜かれてもウェンビーがリム付近に残っているという形です。
サンアントニオはジェイレン・ブランソンに対しても似たような戦略を取ってくるかもしれません。
ブランソンとタウンズを抑えて、ハートのような選手に決めさせる展開に持ち込めれば、6度目の優勝へ向けてかなり有利な状況が生まれます。
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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