ビクター・ウェンバンヤマは、今シーズンここまでで最も強いメッセージを発信しました。
昨シーズン、ベテラン選手の加入をフロントオフィスに公然と求めた発言に続くものです。その結果、クリス・ポールとハリソン・バーンズというNBA屈指のベテランがチームに加わりました。
彼らの貢献は確かに大きいですが、まだ何かが足りないように感じます。
ウェンバンヤマの活躍により、サンアントニオは彼の到着以来トレードの噂が絶えず、さらにその声は強まっています。
MVP級のプレーを見せるウェンバンヤマにスター選手を隣に置くべきだ、という意見がファンや評論家の間で高まっています。
ウェンバンヤマが語るロスターの未来
フランスの記者マキシム・オーベンが、ブルックリン・ネッツに96-87で勝利した試合後にウェンバンヤマにトレード期限について質問しました。その回答はファンにとって興味深いものでした。
ウェンバンヤマは次のように語っています。
一つ確かなのは、今のロスターが今後数年で同じままではないということ。どのチームも少しずつ変わるからね。正直自分はこれまでプレーに集中してきたので、こういったことをもっと真剣に考えるべきだったかもしれない。ただ、これからはもっと注視していくよ。
このコメントは率直で今後の動きを予測できそうです。
ウェンバンヤマは、現在のチームメンバー全員がスパーズの長期的な計画の一部になるわけではないことを理解しており、それを受け入れているようです。
彼が何度も口にしてきた「勝つことへのこだわり」は本物であり、それを達成するために必要なものを手に入れる覚悟があることが伝わります。
デビン・ヴァセルの課題と今後への期待
今シーズン2年目のウェンバンヤマはMVP級の成績を残していますが、2番手のオプションであるデビン・ヴァセルは5年目にして安定感を欠くパフォーマンスに留まっています。
ネッツ戦の直前5試合で平均12得点と低調な状態が続いており、この試合でも16本中4本しかシュートを決められず10得点に終わりました。
リバウンド6本、アシスト5本、スティール3本、ブロック1本と一定の貢献はしましたが、得点力が不足している点は明らかです。
ヴァセルには、少なくともセカンドオプションとしての役割を果たすことが求められています。
さらに、ウェンバンヤマの控えセンターのパフォーマンスも問題となっています。ザック・コリンズはシーズン当初から控えとして期待されていましたが、ここ数週間試合に出場しておらず、ジョンソンコーチは「スモールボールの実験」を言い訳にしています。
厳しいスケジュールを迎えるスパーズとヴァセルへの期待
スパーズは12月のウェンバンヤマの驚異的な成績(平均28.1得点、10.3リバウンド、5.1アシスト、4.8ブロック、フィールドゴール成功率49%、3ポイント成功率39.6%)にも関わらず、チーム成績は6勝6敗に留まっています。ヴァセルが昨シーズンの水準でプレーしていれば、もっと勝利を重ねられた可能性があります。
ヴァセルにとって朗報でもあり、試練でもあるのは、スパーズが今後非常に厳しい試合日程に突入することです。
この機会を活かして、彼がオールスター級の実力を証明することが期待されています。
引用元:Air Alamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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