スパーズファンの皆さん、 数年前にスパーズの一員としてプレーしていたジョナソン・シモンズを覚えていますか?
スパーズファンにとっては、今でも根強い人気がある選手です。
シモンズが今どこにいるのか、気になっている方も多いと思います。
そこでシモンズをよく知らない方のために、シモンズの現在までのキャリアについて振り返ってみましょう。
究極のサクセスストーリー
シモンズは究極のスパーズのサクセスストーリーでした。
まずはそのストーリーを振り返りましょう。
2012年のNBAドラフトでヒューストンにドラフト外で指名された後、独立リーグであるアメリカン・バスケットボール・リーグのシュガーランド・レジェンズにドラフトで指名されました。
しかし資金面の問題からわずか16試合にとどまりました。
その後、自分で150ドルを支払ってオースティン・トロス(現オースティン・スパーズ)のトライアウトに参加し、そこでロスター入りを果たしました。
やがてチームのスターとなりました。
シモンズはGリーグで成功したにもかかわらず、4人の娘の面倒をよく見るために、プロを辞めて普通の仕事に就くことも考えましたが、バスケットボールにこだわることを選び、その執念が実を結びました。
2015年にオーランドで行われたサマーリーグでブルックリン・ネッツの一員としてプレーし、その直後にサンアントニオとNBA初契約を結びました。
スパーズのローテーション選手として活躍
その後スパーズで2シーズン、ベンチとレギュラーとしてプレーしました。
ビッグスリー時代からの世代交代を控えていたチームに若さをもたらしました。
シモンズは恵まれた身体能力とディフェンス力の高さを活かして、 ベンチからチームにエネルギーを与える貴重な存在でした。
特に力強いドライブからのダンク、 ステフィンカリーからロックダウンブロックをしたシーンは、記憶に残っている方も多いでしょう。
スパーズでの最高の試合は、2017年のプレーオフ2ndラウンドでヒューストン・ロケッツを破った試合でした。
シリーズ第6戦、負傷中のカワイ・レナードの代役として先発出場して18得点を挙げました。
オーランド・マジックへ移籍後は…
その夏、スパーズは当初シモンズに160万ドルのQOを提示して制限付きFAとなりましたが、すぐに撤回されオーランド・マジックと3年2000万ドルの契約で契約しました。
グレッグ・ポポビッチHCも言いましたが、シモンズはお金を稼ぐために移籍しました。
NBA選手として最高のシーズンはマジックでの2017-18年シーズンで、69試合中50試合に先発出場しながら平均13.9得点、3.5リバウンド、2.3アシストを記録しました。
それが彼のNBAキャリアのピークでした。
次のシーズンはベンチの役割に戻り、平均6得点にとどまりました。
トレードデッドラインで76ersにトレードされた後、ワシントン・ウィザーズにアドミラル・スコフィールドのドラフト権でトレードされ、2019年夏にウェイブされました。
まさに突然のシモンズのNBAキャリアの終焉となりました。
海外リーグへ移籍
その後シモンズは2020年にGリーグに復帰し、サンタ・クルーズ・ウォリアーズでプレーした後、2021年シーズンは中国バスケットボール協会(CBA)の遼寧フライングレオパーズと契約し、2022年は山西ルーンズでプレーしています。
また最近はフィリピンリーグのNLEX Road Warrirosでプレーしています。
そこでシモンズは圧倒的なパフォーマンスを見せていました。
フィリピンにはプロバスケットボールリーグがありスポーツの人気は年々広がっていますが、元NBA選手がそこでキャリアを終えるとは考えにくいです。
NBAの選手にとって、最近は中国の方が一般的であり(ステフォン・マーブリーがその代表例)、シモンズはフィリピンでたった4試合プレーした後、より有利な条件でCBAに復帰しました。
NBAへの復帰も諦めていません。
シモンズは最近スパーズがスタンリー・ジョンソンを放出したときに、ロスター加入へ立候補していました。
シモンズは現在33歳で、 NBA復帰のチャンスは年々厳しくなっていますが、近いうちにまたチャンスがあるといいですね。
応援しています。
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