サンアントニオ・スパーズは、NBAドラフトロッタリーで獲得した全体2位指名権を使って、ディラン・ハーパーを指名する予定です。
マーク・スタイン氏によると、スパーズは複数の他球団に対して、その幸運な指名権をトレードする意志がないことを伝えているとのことです。
これは、チームの着実な再建を望むファンにとっては朗報です。しかし、その裏で厳しい現実に直面している選手もいます。マラカイ・ブラーナムです。
スパーズのロスターにはガードが多く在籍しており、ハーパーが加入することでその枠を誰かが譲らなければなりません。これはいわば消去法で、ロスター枠には限りがあります。チームは現状維持ではなく、向上を目指しています。
「ハーパーを指名すると誰かの気持ちが傷つくかも…」そんな理由で、将来性のある選手をスルーするわけにはいきません。
ブラーナムは、2022年の下位指名ながらプレータイムを与えられ、自身の可能性を証明する機会を得てきました。
ただし、そのドラフト自体が全体的に弱かったのも事実です。
未来はすぐそこまで来ており、彼がスパーズのユニフォームを着る時間は、終わりを迎えようとしています。
ウェスリーとブラーナム、スパーズが選ぶのはどちらか?
オフシーズンの始めには、ディアーロン・フォックスが公の場で評価したのは、マラカイ・ブラーナムではなくブレイク・ウェスリーでした。
ウェスリーは、コートに立つだけで価値を提供できる選手です。シーズン終盤には良いプレーを見せており、スパーズが将来的に活かせる明確な役割を担える可能性を持っています。
ディフェンスでは相手にプレッシャーをかけ続け、スピードを活かしてテンポを上げることができます。それにより速攻のチャンスや、相手のミスマッチを誘発する場面も生まれます。もちろんクリス・ポールのようなパスの名手ではありませんが、ボールを循環させるために必要なパスは問題なく出せます。
足りないのは、安定した3Pシュート力だけです(…これは聞き覚えが)。
現在スパーズには、フォックス、キャッスル、ヴァセル、ウェスリー、そしてブラーナムがガードとして契約下にあります。
今季ウェスリーもブラーナムもプレータイムの確保に苦しんでいました。そこにさらにガードが加われば、誰かが完全に押し出されることになります。
その「誰か」は、ブラーナムである可能性が高いと見られています。
彼は波のあるオフェンス力を持っていますが、ディフェンス面では価値を提供できていません。
サイズにもスピードにも秀でたものがないため、突出した強みが見えづらいのです。もちろん、もしヴァセルがトレードされることがあれば話は変わるかもしれませんが、そうなってもフリーエージェントで代わりを獲得する可能性のほうが高いでしょう。
スパーズは来季、プレーオフ進出を本気で狙っていることが明白です。そのため、ブラーナムに重要な役割を任せるよりも、実力のある選手を補強する方針をとるはずです。
ブラーナムにはあと1年、約490万ドルの契約が残っていますが、逆に言えばトレードしやすい金額でもあります。
おそらく、彼がシルバー&ブラックのユニフォームを着てプレーする日は、もう来ないかもしれません。
引用元:Air Alamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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