クリス・ポールの新シーズン、鍵を握る2つの疑問とは？

現在サンアントニオのファンの間では大きな期待が高まっています。

スパーズのファンにとっては、ビクター・ウェンバンヤマ率いるフランス代表が決勝に進んだことが特に嬉しいニュースでしょう。

新シーズンが始まるまでファンはしばらくの間、バスケットボールから離れることになります。

新たにロスターに加わった選手たちへの期待感は、その間の支えとなるでしょう。

しかしその中には期待以上に不安をもたらす選手もいます。

CP3 rockin’ the Spurs gear 🔥 pic.twitter.com/F2xYURMJOP

— CP3REGION (@cp3region) August 28, 2024

39歳のクリス・ポールが先発ポイントガードを務める予定ですが、これにはいくつかの疑問が伴います。

これらの疑問は、彼がコートに立つまで解消されないでしょう。

CP3はまだオフェンスのスピードに対応できるのか？

昨シーズン、スパーズはリーグで3位のオフェンスペースを誇りました。

若手選手が多いチームだからこそ、できるだけ早くトランジションに持ち込む戦略を取るのは理にかなっています。

しかし若さゆえに、ハーフコートオフェンスを効率的かつ一貫して行うには準備不足であることがありました。

ポールやハリソン・バーンズを加えたとはいえ、このチームは依然として若いメンバーが多くを占めています。

走ることは引き続き重要な要素となるでしょうが、昨シーズンよりもペースを落とす場面が増えるかもしれません。

ポールはハーフコートオフェンスの達人であり、彼のプレースタイルを尊重しないのは冒涜と言えます。

チーム全体の強みを最大限に活かすために、バランスの取れたアプローチが必要です。

ポールはどれだけディフェンスできるのか？

CP3は今なおバスケットボール界で最も頭脳明晰な選手の一人ですが、年齢とともに身体的な衰えは避けられません。

特に問題となるのが、横方向のクイックネスの低下です。

これはハイレベルなディフェンスをするためには欠かせない要素であり、現在のオフェンスは広いスペースを使ってプレーするため、1対1の状況では特に露呈しやすくなります。

リーグの最高のアイソレーションプレーヤーたちは、間違いなくポールを狙うでしょう。

幸い、ウェンバンヤマのウイングスパンとチームの他の選手たちのサイズが、ポールのクイックネス不足を補うことができるかもしれません。

しかし、ディフェンスの負担がオフェンスの貢献を上回るような状況が頻繁に起こるようでは、ディフェンスの再構築を目指すチームにとって問題です。

新シーズンには多くの期待が寄せられていますが、それと同時にいくつかの不安もあります。

今年のチームがチャンピオンシップを争うことは期待されていませんが、10月に試合が始まる際には注目すべきポイントとなるでしょう。

引用元:Air Alamo