デジョンテ・マレーがATLへ電撃トレード。〜FA解禁前の衝撃〜

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日本時間6月30日午前7時、 衝撃のトレードが成立しました。

サンアントニオスパーズはアトランタホークスにデジョンテマレーを放出し、ホークスからはダニーロ・ガリナリと複数の将来の指名権を獲得しました。

【スパーズ】
デジョンテ・マレー

【ホークス】
ダニーロ・ガリナリ
2023年ドラフト1巡目指名権(ホーネッツ)
2025年ドラフト1巡目指名権
2027年ドラフト1巡目指名権
2026年ドラフト指名順位交換権

現在持っているスパーズの指名権は以下のようになっています。

このトレードの意図としては、スパーズはマレーより年下の世代にあたる選手たちを軸に再建モードに突入することを意味します。

そのためには現在市場価値が非常に上がっているマレーをトレードして、将来の指名権をより多く獲得することが狙いでした。

またマレーの代理人がスパーズに対して延長契約を結ぶ予定はない、と伝えたことでこのトレードが加速した?との情報が複数ありました。

もしマレーがフリーエージェントになった際にビッグマーケットのチームから高額のオファーが提示された時にスモールマーケットのスパーズは対応が難しいことも要因だと考えられます。

また他の憶測としては昨シーズン中に移籍したデリックホワイトが優勝争いをしていたのも、負けず嫌いのマレーにとっては影響したのではないか?という意見もあります。

これによりホークスは完全にwin-nowモードに切り替え、優勝を目指すチーム作りを進めていきます。

フランチャイズスターが…

デジョンテ・マレーは2016年ドラフト29位でサンアントニオスパーズに加入しました。

2年目から高いディフェンス力を生かして頭角を現し、 史上最年少でオールディフェンシブ2ndチームに選出されました。

3年目 は大きな期待をされてシーズンに臨みましたがプレシーズンマッチで右膝ACLを断裂しシーズン全休となりました。

4年目は辛いリハビリ終えて試合復帰しました。

5年目はデローザンと共にチームのセカンドオプションとしてチームを支え、プレイイントーナメントまで駒を進めました。

昨年の6年目のシーズンは チームリーダーとして 素晴らしい成長をみせて、 オールスターに選ばれました 。

MIP候補に名を連ねました。

来シーズンもチームリーダーとしてスパーズをけん引してくれることを期待していましたが、 まさかのトレードとなりました。

マレーはSNSでサンアントニオへ感謝の意を述べています。

前を向くしかない。

第一報を目にした時は正直ショックでした。

先日からホークスとのトレードの噂がメディアで取り上げていましたが、正直生え抜きの選手を大事にするスパーズがマレーをトレードするとは思いませんでした。

ポジティブな側面で考えると、マレーの市場価値が一番高い状況で、大量の指名権を獲得できたことや、契約が残っている選手を受け取らなかったことは評価できます。

メディアの評価としてはスパーズ側もメリットが大きいと高い評価が目立ちます。

もし来シーズン以降に移籍希望を出した場合は今のアセットを受け取ることはできなかったでしょうし、将来的には見返りなしで放出する可能性も高いと想定されます。

特に来シーズンはウエスタンカンファレンスはスター選手たちが怪我から復帰して、今シーズン以上にレベルが高くなることを考えると、早い段階で再建に移すことは賢明な判断でした。

数年後には勇気ある決断だったと振り返ることができるといいですね。

ネガティブな側面で考えると、 マレーを中心として勝てるチーム作りを早い段階でやって欲しかった、という思いもあります。

オールスターにまで成長したマレーの周りに実力のある選手で固めて、1度シーズン通して勝負して欲しかったです。

またもう少し早めに再建できていれば、マレーを軸にしたチーム作りもできたのではないかと思いもあります。

ただ今までスパーズに所属していたベテラン達がいなければ、今の若手たちの成長も進んでいなかった可能性もあるため、 何とも言えません。

本音をいうならば、マレーと優勝したかった

しかし後悔ばかりはしていられません。

数年後にこのトレードは確実に成功だったと 言えるように待ち続けるしかありませんね。

フロントと選手達を信じましょう。

そして、ありがとう。デジョンテ。

他のチームにしたとしても、いつまでも応援しています。

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