先日NBAドラフト2022が終了しましたが、その一週間後にはフリーエージェントの解禁日となります。
オフシーズンのビッグイベントが立て続けに行われます。
今年のフリーエージェントとの交渉解禁は日本時間2022年7月1日午前8時から始まります。
今年のフリーエージェントクラスはスターが少ないという評価ですが、スパーズの現在のニーズに合う選手は多く、獲得に動く可能性はあるでしょう。
特に今年のオフシーズンは大きくロスターが変わる可能性が高いです。
現在スパーズはシューティングガードのポジションに7名の選手がおり、明らかにロスターの整理が必要な状況です。
そのためフリーエージェントの契約に加えて、サイン&トレードや複数のチームが関わるトレードが起きる可能性があります。
今回の記事では、私の独断と偏見でスパーズのニーズに合いそうな選手たちを紹介していきます。
※ 注
RFA:制限付きFA
UFA:制限なしFA
主力クラス
Deandre Ayton
PHX所属 23歳 C
現在のNBAでトップ5の安定感を誇るセンター。
素晴らしいサイズに加えてビッグマンとして必要な能力を全て兼ね備えているセンター。
リムランナー、ピック&ロールからのフィニッシュ、ポストプレーからの得点、ミドルレンジショットと全て高水準に遂行することができる。
若くしてNBAファイナルの舞台で主力としてプレーしており、プレーオフの経験が豊富である。
その経験から課題だったプレーの判断力、DFも年々成長しているうえに、今から全盛期を迎える。
懸念点としてはサンズではクリスポールがポイントガードとしてプレーしていた恩恵も考えられるため、ポールがいなくても現在のプレイを維持できるか証明する必要がある。
Miles Bridges
CHA所属 24歳 PF/SF RFA
昨シーズンMIP候補にも名前があがったアスレチックなコンボフォワード。
素晴らしい身体能力を生かして1on1の強さから効率的に得点を重ねることができる。
年々オフェンススキルを向上させており、相手によってスキルセットを変えることができる器用さも持つ。
ディフェンスでも機動力とフィジカルを兼ね備えており、複数のポジションを守ることができる。
自身でクリエイトするより、トランジションやガードとのピックアンドロールからの得点が多い。
ここで挙げたふたりは、 昨シーズン20M前後の複数年契約を提案されたが破棄しており、ともにマックス契約を希望している。
ただMAX契約に値する選手かは判断が迷うところ。
チームのファーストオプションを担うには不安という判断が多い。
年25Mほどの契約が理想的。
ロールプレイヤー
Kyle Anderson
MEM所属 28歳 SF/PF UFA
身体能力は高くないが長い腕と非常に高いバスケットボールIQを生かして、数字に出ない働きでチームに貢献するオールラウンドなフォワード。
特にオフボールディフェンスが素晴らしく、相手のパスコースやドライブのコースを遮るのが非常に上手い。
ポイントフォワードとしてプレイができ状況判断力に優れておりフリーの味方に探すのがうまい。
5年前までスパーズに在籍しておりファンにとても愛されていた選手。
予想サラリーは10Mほど。
今年のFAにおいて最優先で獲得して欲しい選手。
Mo Bamba
ORL所属 24歳 C RFA
恵まれたサイズと驚異的なウイングスパンを生かしたディフェンスで存在感が高いビッグマン。
NBAに入ってからアウトサイドシュートの精度を年々向上させてきており、シュートタッチが良い。
不安定なチーム状況や戦術の影響もあるが、 攻守で適切な判断ができない場面が見られる。
また一貫性は乏しく調子に波が大きい。
戦術理解度が改善してある程度役割を絞ることができれば、マイルズターナーのようにリーグ有数のストレッチができるリムプロテクターになる可能性がある。
予想サラリーは10~12M
これから成長できるかがカギになる。
渡邊雄太
TOR所属 27歳 SF/PF UFA
206cmのサイズで機動力が高く、1番から4番までスムーズにスイッチができ、ディフェンス面で高いインパクトを残すことができる3&Dウイング。
攻守でハードワークができ、チーム第一のプレイヤー判断ができる。
線が細くペイントエリアでのフィニッシュで苦戦する場面が多い。
フィニッシュの精度とアウトサイドシュートの正確性を高めることができれば、もっと高いレベルでプレーができそう。
日本の宝。
予想サラリーは3Mほど。
オフェンス面でも脅威となりたい。
Naz Reid
MIN所属 22歳 C/PF UFA
KATのバックアップセンターとしてチームを支えたビッグマン。
ペイントエリアでの力強いフィニッシュが魅力的で、 どちらの手でもフィニッシュができる。
サイズの割にハンドリングが良くドライブからの得点もできる。アウトサイドシュートの精度が高く、オフェンスでの貢献度が高い。
クイックネスはそこまで無くディフェンス面に課題があるが、2nd ユニットのオフェンスを向上させるストレッチビッグとして重宝される存在になりそう。
予想サラリーは8M前後。
さらに減量して機動力が向上すれば掘り出し物になるかも。
Chris Boucher
TOR所属 29歳 PF/C UFA
優れた身体能力とウイングスパンを 持ちながらガードのようなクイックネスを兼ね備えたパワーフォワード。
ペリメーターもある程度守ることができ、リムプロテクターとしても活躍できる。
ドラフト外から大けがを経て本契約をつかみ取った苦労人であるため、若手のメンターとしても良い影響をもたらす可能性が高い。
ただバスケットボールIQやフィジカルの弱さ、ディフェンスのポジショニングで課題がある。
昨シーズンはおととしのMIP級の活躍と比較すると不調のシーズンではあったが、 復調できれば十分戦力として計算できる。
予想サラリーは8M~10M
おそらく最後の大きい契約になるため、判断が難しいところ。
ポテンシャル重視
Jalen Smith
IND 24歳 PF/C UFA
2020年のドラフト10位指名選手。
恵まれたサイズと機動力が武器で、 ビッグマン相手ではスピードでミスマッチをつくことができる。
アウトサイドシュートを打つことができディフェンス面でもリムプロテクターとしてのポテンシャルを秘めている。
昨シーズンはシーズンの途中にペイサーズでトレードされた。
サンズでは層が厚く出場時間に恵まれることはなかったが、移籍先のペイサーズでは持ち味を発揮して平均二桁得点を記録した。
フィジカルの弱さやハンドリングのぎこちなさ、オフボールムーブなど課題はあるが、まだまだポテンシャルを感じる選手。
Marvin Bagley III
DET所属 24歳 PF/C RFA
2018年のドラフト2位指名選手。
大きな期待を背負ってNBAデビューして、 新人シーズンはオールルーキー1stチームを受賞するなど期待通りの活躍を見せた。
2年目以降はケガが多く、満足なパフォーマンスを発揮できずに2シーズンを過ごした。
所属していたキングスでは当時ヘッドコーチだったルークウォルトンとの確執がありローテーションから外され、ピストンズへトレードされた。
サイズやアスレチック能力は申し分ないが、 ボールを持つと視野が狭くなり球離れが悪く 、ディフェンス面での意識が低いことなどから徐々に評価を落とした。
ピストンズではほぼキャリアハイの数字を残していたため、 健康状態が保つことができれば十分活躍が期待できる。
所属チームによっては再び息を吹き返すだろう。
Nic Claxton
BRK所属 22歳 C/PF RFA
ビッグマン離れした機動力で、1番から5番まで守ることができる万能ディフェンダー。
オフェンスでの役割は限定的だがリムランナーとして優秀でアリウープからの得点が多い。
運動量が多く、チームのために献身的な働きができる選手。
ペースが速いオフェンスでより輝きそうなタイプ。
一貫性が不足しておりフリースローが苦手なため、スパーズで修正ができると尚良し。
こうやってまとめていくと、フロントコートの選手が目立ちますね。
トレードが起こる可能性も。
ここまでフリーエージェントで獲得したい選手を紹介してきましたが、 今年のオフシーズンはトレードでの移籍が多いと予測されています。
スパーズも例外ではありません。
ヤコブやジョシュリチャードソンなど、契約最終年の選手が多く、 ガードが飽和状態であるため、何かしたの動きがある可能性が高い。。
スパーズが獲得に興味を持っていると噂がある選手たちは
- ジョンコリンズ
- OGアヌノビー
- マイルズターナー
- コリンセクストン
- ザック・ラヴィーン
あくまでも噂ですが、 これらの主力級の選手を獲得を狙う場合は複数名の選手をトレードで放出する必要があります。
特に6月末に入るとデジョンテマレーをホークスが獲得を狙っている?との報道が過熱してきました。
ただ情報源について憶測が多く、スパーズ側からの情報が全くないため、信憑性に欠けるという意見が多いです。
フリーエージェント解禁前はいつも多くの噂が飛び交いますので、気長に見守っていきましょう。
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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コメント
コメント一覧 (2件)
朝イチで最も知りたく無かった類のニュースを知り、一日中憂鬱な気分確定です。トレードを知った時はコービーの訃報を知った時と同じ位ショックを受け大声出してしまったほとです。悲しいワ。
来季から本格再建ですか。2〜3年は底辺彷徨う事になるのかな?それならPHIがやった様に徹底的なタンクして欲しいです。(極端過ぎますかね?)来年のドラフトで一位指名権獲ってビクトル・ウェンバニャマ指名して下さい。
兎に角ショックです。今はSAS少し嫌いになってます。応援する気も半減というか1/4になってます。冷静になるまで時間掛かりそう。ん〜、悲しいわ
再建するなら本当に徹底的にやってほしいです。。。!!!