今シーズンの成績
26歳のKBDは59試合に出場して5.7ポイント、3.9リバウンド、0.7アシストを記録しました。
ベストゲーム
ベストゲームはアウェーのレイカーズ戦です。
チームハイの30ポイントを記録しました。
オフェンスでは相手ディフェンスの穴を突き、オフボールムーブからのバックドアで得点を量産しました。
FG成功率は11/11と完璧な内容でした。
良かった点
堅実なプレーでチームの重要な選手に
KBDは昨シーズン2way契約でしたが、今シーズン開幕前にルカ・サマニッチとの競争の末に正式契約を勝ち取りました。
KBDのサイズとディフェンス力はチームに層の厚さをもたらしました。
特に彼のディフェンスは相手にタフショットを打たせるために効果的でした
マッチアップした選手のFG成功率は44.8%でした。
ヤコブに次いで優れていた数値です。
ちなみにヴァセルは47.9%、マレーは48.9%でした。
チームディフェンスの底上げができる選手で、KBDがベンチにいる時はディフェンスレーティングが下がります。
オフェンス面では味方のためにスペーシングを広げ、ガードがペネトレイトをした後にオフボールカットでボールを受け取り、得点を重ねました。
オフェンスを邪魔することなく潤滑油として機能しました。
貴重なロールプレイヤーとしてチームを支え続けました。
改善が必要な点
オフェンスに武器が欲しい
主にディフェンス面やオフボールでの貢献が目立つKBDですが、 オフェンス面でもチームを助けることが求められます。
オフェンス面ではこれといった武器がない点が課題となっています。
そのため今シーズンで二桁得点を挙げたのはわずか10試合でした。
ドライブのステップワークは滑らかですが、フィニッシュで精度を欠く場面が見られます。
3P成功率は30.9%と相手の脅威にはなりませんでした。
ディフェンス力やオフボールカッターとしての能力、 バスケットボールIQは優秀ですが、シュートレンジの拡大とオフェンスクリエイト能力向上は、NBAで生き残っていく上で必須のスキルとなるでしょう。
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総合評価
総合評価: B–
チームの潤滑油として足りないところを補う貴重な存在でした。
出場時間が長くても短くても不平を言わず、一貫して堅実なプレーを継続出来ていました。
今後の展望
KBDは契約最終年ですが、来シーズンの契約は保障されていません。
来シーズンの開幕ロスターに残っていれば保証される仕組みとなっています。
KBDはプレイヤーとしての伸びしろは限られていますが、ベンチで堅実なプレーが出来る選手です。
ロスターにキープしておく価値は十分にあると思います。
ただチームの方針や若手の台頭次第ではトレードや解雇の可能性も考えられます。
ディフェンスの層を厚くしたいチームにとっては十分に需要があるでしょう。
今後のNBA人生のためにも、シュートエリアの拡大とオフェンスクリエイト能力の改善を期待しています。
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