マムは来季もチームに残るか？〜ネクスト・ディアウ〜

2024年4月27日

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もし2023-24シーズンの終盤戦だけを見ていたら、サンドロ・マムケラシュビリ(以下：マム)がラインアップの中心だと思うかもしれません。

ファンに愛されるマムは、チームが最後の6試合で4勝を挙げた大きな理由の一つでした。

しかし実際には、マムはシーズンの大半をほとんどベンチ要員として過ごしました。

シーズンの終盤の活躍は、彼をチームの将来の計画に迫らせるでしょうか？

スパーズがマムの実績をどう評価するかは、彼のチームとの今後の運命を最終的に決定するでしょう。

マムのここまでの道のり

マムは、2023年3月にミルウォーキー・バックスから解雇された直後にスパーズに加入しました。

彼はセトン・ホール大学でプレーし、2021年にはビッグイーストの年間最優秀選手に選ばれました。

対抗馬には現在のスパーズのチームメイトであるジュリアン・シャンペニー（セント・ジョーンズ大学）やデビッド・デュークJr.（プロビデンス大学）がいました。

マムはすぐにスパーズのファンの心を掴み、そのシーズンの最後の19試合で平均10.8得点を記録しました。

その後、スパーズは彼に1年120万ドルの契約を提示し、2023-24シーズンにも戻ることとなりました。

しかしルーキーでスーパースターのヴィクター・ウェンバンヤマとセディ・オスマンが加わり、マムはシーズンを通じてスパーズの控えとしてベンチを温める日々が続きました。

大半の試合でマムは、ガベージタイムしかコートに立ちませんでした。

3月31日までの時点ではマムが少なくとも15分以上プレーした試合はわずか3試合でした。

しかし、デビン・ヴァセル、ジェレミー・ソーハン、ケルドン・ジョンソンがシーズン最終月に怪我のためにシャットダウンされると、マムはコートでの時間を十分に活用しました。

チームの最後の8試合で、マムは平均11.4得点、9.9リバウンド、2.1アシストを記録しました。

4月9日のメンフィス・グリズリーズ戦で、マムはキャリアハイの16リバウンドを記録し、11得点を挙げました。

マムケラシュビリはベンチでの我慢について述べました。

何も当たり前にしていないよ。恨みを持つ人間ではないし、家で怒ったりしない。

自分ができる最善の状況にいるとわかっているよ。

毎日家に帰り、愛犬たちと過ごし、そして戻ってくる。

私にはトレーニングをする広い施設がある。

チームメイトたちも素晴らしく、学ぶべき素晴らしいコーチもいる。

それが本当に欲しいすべてなんだよ。
サンドロ・マムケラシュビリ

もっとも印象的なのは、マムが4月12日に行われたデンバー・ナゲッツ戦での21得点、12リバウンドのダブルダブルです。

マムのシーズン終盤の活躍は、グレッグ・ポポビッチからさえ賞賛を受けチームの大きな計画の一部にすることについて真剣に議論しなければならない、と認めました。

確かにその議論をしなければいけない。

以前言ったように、彼は本当にプレーする方法を知っている。

彼にとってはフラッシュのようなシーズンだったが、その一部は不安定、一部は本当に良いものをもっている。

それは、キャリアを切り開こうとし、出場時間を得ようとする人物につきものだ。

彼は良い仕事をしている。非常に真剣な議論をするに値する
グレッグ・ポポビッチ

「真剣な議論が必要であると認めた」と伝えられた時、マムケラシュビリは微笑みました。

ポップに感謝しているよ。

彼は私がミルウォーキーから解雇された後に私を連れてきて、最初の日から私を信じてくれた。

将来何が起こるかはわかりませんが、ここにいることが好き。

しかしこれはビジネスだから、今後どうなるかを見守るよ。
サンドロ・マムケラシュビリ

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制限付きFAとなるマム

マムは今夏、制限付きのフリーエージェントとなり、7月1日から他のチームとオファーシートにサインする資格があります。

それにも関わらず、スパーズは他のチームとの契約に対してマッチング権を持っています。

しかしマムの潜在的な復帰における最大の要因は、ウェンバンヤマからの支持です。

ウェンビーは、シーズン終盤にマムと一緒にプレーすることで素晴らしい化学反応を起こし、共にコートにいると100ポゼッションあたり10ポイントの差をつけました。

The Wembanyama-Mamukelashvili pairing has now racked up 127 minutes of court time together, and the Spurs have outscored opponents by 10 points per 100 possessions during those minutes. They play off one another so well.
— Matthew Tynan (@Matthew_Tynan) April 13, 2024