NBAが開幕して早くも1ヶ月が経過しました。
コロナウイルスの影響で延期や欠場が相次ぎ難しいシーズンになっていますが、各チームのスタイルがある程度みえてきました。
サンアントニオスパーズは昨シーズンとは異なるスタイルになりましたが、プレーオフ争いができる位置につけています。
今回はProjectSpursのPaulGarcia記者の情報を中心に今シーズンのスパーズの特に気になった数字をまとめましたので、紹介していきます。
ちなみにデータを参考にして昨シーズンとの違いを簡単に表すと、
【ディフェンスは改善。オフェンスはペースが上がって丁寧になったがもう少し精度をあげたい】
といったところです。
それではどうぞ!
2Qは強い!
最初にスパーズのクオーター別の得点を紹介します。
1Qのスコア平均が27.1ポイントでリーグで17位、4Qのスコア平均が28.2で7位です。
得失点差は以下の数字になっています。
スパーズは2Qで試合を優位に進めています。
昨シーズンと同じくセカンドユニットが強力です。
2試合前のデータですがヴァセル、ルディ、ヤコブが出場するとディフェンスレーティングがかなり優れています。
セカンドユニットのディフェンスは大きな武器になっています。
その一方で1Q、3Qのスロースターターは課題です。
これは昨シーズンと同じです。
Air Alamoの記事でもありましたが、ディフェンスが課題です。
ディフェンス戦力としてはリムプロテクターがヤコブ以外いないため、ディフェンスリバウンドやペイントエリアのディフェンスに全員で反応しています。
しかしデローザン、オルドリッジ、ロニーのラインがP&Rで狙われた際に、より多くのカバーディフェンスが必要になっています。
3Pやペイントエリア得点を許す機会が多いようです。
特に相手チームの3P成功率はワースト5です。
昨シーズンよりもはるかに良いですが、早めに修正したいポイントです。
ヴァセルがすごい!
TPA(100ポゼッションあたりのチームへの貢献度)と出場時間を相関させたグラフでハリバートン、ラメロに次いで素晴らしい数字を残しています。
ディフェンスと堅実なプレーでチームに貢献しています。
平均出場時間はチームで9番目ですが、ディフレクション(シュートやパスをチェックして邪魔すること)の回数とスティール数はマレーに次いで2番目です。
36分平均でのディフレクションの数はNBA14位です。
またスパーズのルーキーイヤーでのディフレクション記録は24試合出場すると更新できるペースです。
他にもミスが少なく堅実なプレーができています。
ヴァセルはアシスト/ターンオーバーの比率ではNBAで5位にランクインしています。
ホワイトが復帰したときにローテーションがどうなるか気になります。
クラッチタイムはデローザン頼み?
スパーズのロスターには平均得点が二桁の選手が7人います。
相手からすると的を絞りにくい選手たちが揃っています。
ただクラッチタイムになると話は変わってきます。
クラッチタイムのUsage%(ボールのキープ率)はデローザンが51%を記録しています。
この数字はNBAで1位です。
この結果からベテランに依存していることがわかります。
ちなみにチームは4Q残り2分で同点、もしくは5点差以内の状況では2-5です。
あまりいい成績ではありません。
どうしてもデローザンにマークが集中するため、もう1人ゴートゥーガイがほしいですね。
マレー、ケルドンが台頭、もしくはホワイトが復帰すると解消すると思います。
やっぱりミドルレンジが武器
スパーズはミドルレンジシュートが得意な選手が多いです。
その歴史は3P&レイアップを重視する現代バスケットボールでも途絶えません。
ミドルレンジシュートの本数はリーグで3番目に多く、3番目に高い成功率を誇っています。
いつもの4人が並んでますね。
オルドリッジの54%はさすがです。
ちなみにペイントエリアからのアテンプトが多いのはケルドンです。
毎年ならオルドリッジが入ってきますが、やはりストレッチ5へ移行してきていますね。
ただ勝利をひきよせているのは3P成功率のようです。
3P成功率が40%以上の試合では6-1です。
40%未満の試合は2-6です。
なかなか極端です。
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他にもありますが、長くなるのでこれくらいにします。
詳しくはこちらから
総合的に見ると昨シーズンと変わらない点もありますが、若手の起用が多くてポジティブなポイントが多いです。
しかも主力のホワイトが欠場している中でチームは成長を続けながら健闘しています。
まだまだ序盤なのでこれからどのような変化があるか楽しみです。
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