2025年のNBAドラフトで、サンアントニオ・スパーズは再び未来への大きな一歩を踏み出しました。
全体2位で獲得したのは、ラトガーズ大出身のコンボガード、ディラン・ハーパー。
さらに14位指名ではDFに秀でたアリゾナ大学のカーター・ブライアントを獲得しました。
ハーパーの才能は本物。完成された若手コアの中心に
もし2023年に1位指名されたビクター・ウェンバンヤマがケガなく2年目を過ごしていれば、オールNBAチーム入りもあり得たでしょう。そして2024年にスパーズが1巡目で指名したステフォン・キャッスルは、見事に新人王を受賞しました。
そんな中で迎えた今年、スパーズは全体2位で「スコアリングマシン」とも言われるハーパーを指名しました。
1年目の成績は、平均19.4得点、4.6リバウンド、4アシスト、FG48.4%、3P33.3%という素晴らしい内容です。
ただし、スパーズにとって必要な「シューター」としては不安視する声もあります。
しかしキャッチ&シュートでは37%、リング周りのフィニッシュも67.6%と、将来性は十分にあります。
OFクリエイト力は高く、巧みなペースチェンジやステップでディフェンスを揺さぶり、突破口を作れる選手です。
シュート力に課題のあるフォックスやキャッスルとの共存に疑問を抱く声もありますが、ハーパーはラトガーズでもオフボールでプレー経験があり、カッティングやキャッチ&シュートの精度も示しています。
さらにフォックスがケガから復調すれば、相性の良いガードデュオになる可能性も十分です。
また、ハーパーはサイズと強さを兼ね備え、複数ポジションのマッチアップにも対応可能。守備力に関してはエリートとは言えませんが、ウィングやガードに対してしっかりついていけるフィジカルを持っています。
DFとシュートを兼ね備えたウィング、カーター・ブライアントも指名
ロッタリー終盤のドラフトでは10位から13位までトレードが続く大混乱。そんな中でスパーズは14位指名を保持し、狙い通りカーター・ブライアントを獲得しました。
ブライアントは身長203cm、体重102kg、ウィングスパン約213cmという恵まれた体格を持つスウィングマン。1年目は平均6.5得点、4.1リバウンド、FG46%、3P37.1%と、限られた時間の中でも印象的な成績を残しました。
NCAAトーナメントでも躍動し、守備とシュートの両立が評価されて急上昇した選手です。
特にディフェンスでは112cmの垂直跳びや機動力を活かし、オンボールで相手を執拗に追い回し、パスカットでも存在感を発揮。
スティール率は2.8%、ブロックも1試合1本と、スパーズにとって理想的な3&Dタイプの選手です。
オフェンス面ではクリエイト能力には欠けますが、キャッチ&シュートとカットプレーに特化したシンプルなスタイルが魅力。
ノーマーク時のキャッチ&シュートでは45.5%と高い決定力を誇り、リム付近のフィニッシュも70%と高水準です。
ジュリアン・シャンパニやケルドン・ジョンソンとのローテ争いは激しくなりますが、長期的にはウェンバンヤマ、ハーパー、キャッスルとの3&Dパートナーとしての活躍が期待されます。
スパーズの未来は明るい。優れた素材が揃った今こそ勝負のとき
これでスパーズは、ウェンバンヤマ(オールスター級)、フォックス(オールスター)、キャッスル(成長中の万能ガード)、そしてハーパー(将来のオールスター候補)という盤石の若手コアを確立しました。
さらにヴァセル、ソーハン、ケルドンといった堅実なロールプレイヤー、そして今夏のFAで加わるであろうベテランビッグマンの存在も加われば、リーグ屈指の成長株チームとして名乗りを上げることになります。
たとえポジションが被ろうとも、NBAファイナルに進出するチームは「全員がドリブル・パス・シュート・ディフェンスをこなせる」時代です。スパーズもその流れに合ったロスター作りを着実に進めています。
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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