スパーズ通知表2022 #24 デビン・ヴァセル

  • URLをコピーしました!
目次

今シーズンの成績

21歳のヴァセルは71試合に出場して平均27.3分の出場で12.3ポイント、4.3リバウンド、1.9アシストを記録しました。

Basketball-Reference.com
Devin Vassell Stats, Height, Weight, Position, Draft Status and more | Basketball-Reference.com Checkout the latest stats of Devin Vassell. Get info about his position, age, height, weight, draft status, shoots, school and more on Basketball-Reference.com
SPURS-GYMチャンネルより

ベストゲーム

プレーイントーナメントのペリカンズ戦です。

チームハイの23ポイントを記録しました。

ケルドンとマレーが絶不調の中で、ヴァセルが3Pで試合を組み立てました。

試合終了後のインタビューで、みんなが貴重な経験ができた。どんどん学び続けている、と前向きに振り返っていました。

あわせて読みたい
プレーイントーナメント2022 @ペリカンズ 今日はプレイイントーナメント初戦、アウェイでペリカンズとの対戦です。 勝つとクリッパーズと8シードをかけて対戦、 負けたらシーズン終了です。 試合結果 お疲れさま...

良かった点

高レベルのウィングとして順調な成長

ヴァセルは今シーズン順調な成長を見せました。

スタッツでは全ての面において、ルーキーシーズンよりも改善を見せました。

開幕前にはサプライズを起こす準備はできている、と自信を持っていました。

あわせて読みたい
ヴァセル「皆を驚かせるようなチームになるだろう」 2020-21シーズンのサンアントニオ・スパーズには、1996年以降に生まれた選手が6人いました。 その中でもガードのデビン・ヴァセルが最年少だったそうです。 今シーズン...

シーズン序盤の17試合ではアウトサイドシュートを効率に沈め、ベンチのキープレーヤーとしてシームレスに順応していました。

ただハムストリングスの怪我で11月下旬に5試合欠場すると、その日を境にアウトサイドシュートが不調に陥りました。

それでもセカンドユニットとしてディフェンスとミドルレンジショットで十分活躍を見せていました。

その後デリック・ホワイトのトレードを境にスターターに昇格すると、 出場時間が増加して優れたシューター&ウイングディフェンダーとしてさらに磨きをかけました。

まだセカンドオプションとしては少し荷が重いですが、この2シーズンで長い間ローテーションを担うことができる選手であることを証明できました

シーズン残り11試合では3P成功率は45.6%(36/79) と素晴らしい数字を残しました。

多彩なオプション( プルアップ、C&S)でプレイできることを証明しました。

オンボールではP&Rのハンドラーを務める機会も増え、ミドルレンジから効果的に得点を沈めました。

JJレディックとミカル・ブリッジス一目置く存在です。

あわせて読みたい
JJレディック&ブリッジス「お気に入りの選手はヴァセル」 スパーズのフォワード、デビン・ヴァセルが2年目のシーズンを素晴らしいものにしています。 ヴァセルはキャリアハイの平均12.2得点、3.9リバウンド、1.5アシスト、3P成...

ディフェンダーとしてもオンボール・オフボールともに優秀です。

バスケットボール・インデックス (BBI) によると、今シーズンは3Pシュートの質に加えて、オンボールペリメーターディフェンス、75ポゼッションあたりのスティール、オフボールチェイスでA- 以上に評価しました。

またプレイだけではなく、リーダーシップも成長してきています。

シーズン序盤に連敗が続いたため、プレイヤーだけのミーティングを行いました。

その時にヴァセルが積極的に意見を出して、チームをまとめようとする姿勢が見られたそうです。

ベテランからもその姿勢に対して高い評価を得ていました。

改善が必要な点

オフェンスの伸び代に評価が分かれる

1年目と比較すると各スタッツで成長を見せたヴァセルですが、 懸念点も上がってきました。

それはオフェンススキルの伸びしろです。

ヴァセルは堅実なロールプレーヤーになることは証明できていますが、 スタープレイヤーに成長するかは疑問視されています。

得点のほとんどがアシストを受けてからのC&Sです。

オフェンススキルにおいてはボールハンドリングに課題があり、ファーストステップの遅さが指摘されています。

そのため自身でクリエイトできるスターウイング、ポールジョージやカワイレナードのようなタイプへの成長は難しいかもしれません。

ただドリブル後のミドルレンジジャンパーは非常に精度が高いので、クリス・ミドルトンのようなタイプが目標となるでしょう。

そのためにもシュートレンジの拡大と、オフェンスクリエイト能力の向上が必要となってくるでしょう。

ディフェンス面ではウィングディフェンダーとしては高いポテンシャルは持っていますが、クイックネスがある相手が苦手なことやスクリーンを受けた時に簡単に剥がされる場面が目立ったため、フィジカルとボディコントロールを向上させる必要があります。

[temp id=9]

総合評価

総合評価: B

ルーキーシーズンと比較すると攻守に安定感が増した印象です。

シーズン途中に6thマンからスターターへと役割が異なる中でも、適応できた順応性はかなり評価できます。

毎シーズン着実に成長しています。

来シーズンはさらに大きな役割を手にするため、 更なる成長を期待できます。

今後の展望

ヴァセルは3年目に突入します。

おそらくスパーズのスターターのシューティングガードとして、名を連ねることとなるでしょう。

マレーとロニーの移籍に伴い明確な役割とオフェンスの自由が高まることが予想されるため、 飛躍のシーズンになるでしょう。

また来シーズン終了後に契約延長を結ぶ権利を得ることになります。

来シーズンの活躍は今後のNBA人生として重要なものとなるでしょう。

ヴァセルは3&Dウイング以上の選手を目指しており、スパーズでの当面の目標はディフェンス面で支配的になることだと話しています。

大学時代から目標にしている選手はジュルー・ホリデーで、 トニーアレンのディフェンスを参考にしているようです。

メディアからも徐々に注目度が高まっています。

あわせて読みたい
ヴァセルが後半戦にブレイクする選手トップ3に選出 NBAのシーズンがオールスターブレイクに近づくにつれ、絶好調でプレーオフでの活躍が期待されるチームも出てきています。 その一方で、プレーインスポットへの出場を目...

ヴァセルはドラフト時からネクストレナードと期待されていた人材なので、より一貫したアウトサイドシュートとディフェンス力に磨きをかけて、ファンたちの心をさらに掴んで欲しいですね

あわせて読みたい
デビン・ヴァセルはチームの未来 〜ネクスト・サイレントアサシン 〜 サンアントニオスパーズが長年若い才能 を引き出す能力が高いフランチャイズのひとつです。 サンアントニオスパーズには現在25歳未満の有望なプレイヤーが一握り以上い...

ケルドンとともに若手のリーダーとしてチームを牽引していって欲しいです。

[temp id=5]

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次