ゴールが見えてきました!
スパーズ通知表13人目です。
クロアチアの貴公子、ルカ・サマニッチです。
今シーズンの成績
20歳のサマニッチはGリーグオースティンでは33試合に出場し平均28.5分の出場で15.2ポイント、7.8リバウンド、1.4アシスト、0.8ブロック、FG成功率43.2%、3FG 成功率31.1%、FT成功率77.1%を記録しました
NBAでは3試合に出場して平均16分の出場で5.3ポイント、3.3リバウンド、2.0アシスト、FG成功率31.3%、3 FG成功率37.5% FT成功率75.0%を記録しました。
ハイライト
ベストゲームはシーズン最終戦のジャズ戦です。
アウトサイドからシュートを高確率で沈めてチーム2位の16点を記録しました。
良かった点
ビッグマン離れしたスキルを披露する
サマニッチは今シーズンほとんどGリーグのオースティンで過ごしました。
序盤はフィジカル面で苦労しながらも 徐々に試合に慣れ、ビッグマンらしからぬオールラウンドなプレイでチームの主力として活躍しました。
特にビッグマンですがハンドリングがよくドライブが得意で、パススキルがあります。
このようなスキルをもったビッグマンはNBAでもほとんどいないため、将来が楽しみな選手です。
改善が必要な点
まだまだ経験が必要
Gリーグのオースティンでは 序盤フィジカルに苦しみつつも徐々に試合にも慣れてきました。
積極的にボールに絡みオールラウンドなプレーを見せていました。
ただ NBAにコールアップされると、課題が浮き彫りとなりました。
オーランドバブルでガベージタイムに起用された試合ではボールに絡もうとせず、積極的なケルドンとは対象的な消極的なプレーにファンから不満が続出していました。
スキル云々以前の話でボール失った後に、取り返すつもりでディフェンスに戻らなかったり諦めている場面があり、攻守の切り替えが遅い時がありました。
早急に改善する必要があります。
オフェンスではGリーグで通用していたポストプレーが NBA ではあまり通用しませんでした。
最終戦はアピールができた
スターターで起用された最終戦では高精度のアウトサイドショットとドライブ、機動力でアピールできていました。
ディフェンスでもガード相手でも振り切られませんでした。
ただジャズもGリーグメンバーが主体だったので、
来シーズンは主力メンバーのマッチアップになった時どれだけ通用するかが楽しみです。
総合評価
総合評価:C
今シーズンはGリーグのオースティンで経験を積むことが一番の目的でした。
チームからもそれが求められています。
オースティンの GM も彼の成長を評価しています。
彼は対応力もありシーズンを通してどんどん良くなり続けて成熟度が増してきた。 このリーグで選手として成功するためには最初の部分が非常に大切だけど、彼はそこで本当にいい仕事ができている。来シーズンが楽しみだ。
フィールズGMより
とコメントを残しています。
まだヨーロッパからアメリカに来て1年目でやっと生活に慣れてきたところなので、経験を積んで自信を持ってユーロリーグで見せていたようなサマニッチらしいプレイが出来ると思います。
今後の展望
来季も序盤はGリーグでの出番がほとんどだと予想されています。
素材型としてのポテンシャルは非常に高く、211cmのサイズで機動力と万能スキル、センスを兼ね備えてる選手はなかなかいませんし、フィジカルコンタクトに強くなってNBA慣れすれば必ず開花するでしょう。
サマニッチが取り組むべきこととして、シーズン中に長時間試合で起用できるように体力強化、そのためにケルドンのように積極的なプレーでベテランから出場時間を勝ち取るための努力とメンタルが必要です。
ポテンシャルを見据えての19位指名なので、選手として開花するかは本人の努力にかかっています。
まだ20歳でありもう少し時間がかかりそうです。
オフシーズンの活動にはやや不安が残りますが…
期待しています。
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