今シーズンの成績
22歳のトレ・ジョーンズは69試合に出場し平均16.6分の出場で6.0ポイント、 2.2リバウンド、3.4アシスト、0.7 ターンオーバーを記録しました。
ベストゲーム
ベストゲームはGAME 79のナゲッツ戦です。
14ポイント、10アシスト、0ターンオーバーを記録しました。
執拗なディフェンスと的確なゲームメイクで試合を優位に進めて、まさかの敵地でブローアウト勝利を収めました。
良かった点
不動のバックアップPGに成長
シーズン開幕当初、 スパーズはマレーとホワイトがハンドラーを務める時間がほとんどで トレの役割は限られていました。
最初の32試合では平均12分の出場時間に止まりました。
ただトレはそれでも腐ることなく、 全力でディフェンスを取り組みチームのために最善を尽くしました。
その後転機が訪れました。
シーズン途中にフォーブスが移籍して、 その後ホワイトがトレードで放出されると、 平均出場時間が13分から23分に大幅に増え、大きな役割を手にしました。
オールスターブレイク以降平均7.6ポイント、5アシストを記録しました。
マレーが離脱した試合も競争力を維持するのを助けました。
トレが先発した11試合では平均13.5点、7.5アシストとわずか1.1ターンオーバーと素晴らしい活躍を見せました。
リーグ屈指のアシスト/ターンオーバー率を誇り、 NBAで1000分以上プレイした263名の選手のうち4番目に少ないターンオーバー数です。
FG成功率は54%という驚異的な数字を叩き出しました。
適切なプレー判断と粘り強いディフェンス高確率のフローターを武器にバックアップポイントガードの座を掴み取りました。
特にシーズン終盤に急成長を見せました。
トレがプレイしている時間帯はトランジションが早くなりオフェンスのテンポを引き上げるのに役立っていました
改善が必要な点
3Pの精度改善が急務
毎シーズン攻守で成長を見せているトレですが、 明確な課題があります。
それはアウトサイドショットです。
3P成功率はわずか19.6%にとどまりました。
しかも試投数も1試合で1本未満となっています。
ショットの54%がペイントエリアです。
スリーポイントラインでワイドオープンになったとしても、シュートを打たずドライブに偏る傾向が見られました。
3Pの必要性については本人も自覚しており ポップとマレーから言及されていました。
ただスターターとしてプレーした際は平均1.5本のアテンプトで3P成功率40%を記録しています。
ベンチ出場のときは3P成功率16%です。
ちなみデューク大学時代は平均3.7アテンプトで3P成功率は36.3%と良い数字でした。
加えてFT成功率は80%を記録しているため、出場時間が長くなることで改善する見込みがあります。
総合評価
総合評価: B+
トレはロスターの同じポジションの選手達との競争に勝ち、バックアップ PGとしての地位を確立しました。
トレの高い競争力はチームに相乗効果を産みました。
持ち前のディフェンス力、ペイントエリアのフィニッシュ力に 磨きをかけて、3ポイントの決定力を上げることができれば、 兄のタイラス・ジョーンズや元スパーズのコーリー・ジョセフのように、長年NBAでプレーができる選手へと成長するでしょう。
今後の展望
トレはスパーズで3年目のシーズンに入ります。
3シーズン目の契約内容は非保証となっていましたが、先日契約が保証されました。
マレーとホワイトが移籍した今、 純粋なボールハンドラーはトレのみで、 来シーズン開幕後はメインハンドラーに昇格するでしょう。
ただトレの状況は他の選手の役割や成長によって変化してくるでしょう。
現在ボールハンドラーを務めるのはトレになる予想ですが、 将来的には現在SGのルーキーのウェズリーや、2年目のプリモがメインハンドラーを努めるでしょう。
そのためトレはメインハンドラーというよりも兄タイラス・ジョーンズやブルズのアレックス・カルーソのようにバックアップ PGとしてチームに必要な役割を全力で取り組む選手になるでしょう。
どちらにしてもチームに不可欠な選手であることは間違いありません。
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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